βカロテンは緑黄色野菜の色素で、体内で必要になった分だけビタミンAに変わります。野菜や果物をよく食べる人ほど肺がんが少なく、血中のβカロテン濃度が高い人ほど肺がんが少ないという観察研究が1980年代までに積み上がりました。ならばβカロテンを錠剤で足せば肺がんを減らせるはずだ、という仮説が立ち、この仮説は公的資金による二つの大規模な無作為化試験で実際に検証されました。
結果は仮説の逆でした。喫煙者に1日20mgまたは30mgのβカロテンを数年与えた二つの試験は、どちらも肺がんが減るどころか増えたと報告し、片方は予定より21か月早く中止されました。試験名はATBC試験とCARET試験で、どちらも報告先はNew England Journal of Medicineです。
この記事では、その二つの試験の原典にあたり、何人に、何mgを、何年与えて、何件の肺がんが起きたのかを並べます。あわせて、サプリメントをやめたあとリスクがどう動いたか、非喫煙者ではどうだったか、2022年に公表された眼科の長期追跡でも同じ信号が出たのか、そして日本の表示制度でβカロテンについて何が言えて何が言えないのかまで追います。先に結論を書くと、βカロテンは摂るほど良い栄養素ではなく、喫煙歴のある人が1日20mg以上を長期に摂ることについては、増量が害になることを示す無作為化試験の証拠が複数そろっています。最後に、この記事自身の主張を一つずつ採点した表を置きます。
βカロテンの試験は、なぜ「効くはず」という前提で始まったのですか
観察研究の結果が一貫して良かったからです。ATBC試験の報告は冒頭で、カロテノイドを多く含む果物と野菜の多い食事、および血中のビタミンEとβカロテンの高値が、肺がんリスクの低下と関連するという疫学的証拠がある、と前提を明示しています。つまり試験を始めた研究者たちは、害を探していたのではなく、予防効果の大きさを測ろうとしていました。
ここに観察研究の構造的な弱点があります。野菜をよく食べる人は、たばこを吸う量も少なく、運動量も多く、健康診断もよく受けます。血中のβカロテン濃度は「野菜をどれだけ食べたか」の指標として働くので、βカロテンそれ自体の効果と、野菜をよく食べる生活全体の効果を、観察研究では分離できません。
無作為化試験が必要になるのはこの点です。くじ引きでβカロテン群とプラセボ群に分ければ、生活習慣の差は両群に均等に散るので、残った差はβカロテンの効果だと言えます。そして実際にくじ引きで分けた結果、観察研究が示した方向と逆の答えが出ました。同じ構造の落差は他の栄養素でも繰り返されていて、当サイトでもマルチビタミンの大規模試験とアスタキサンチンの抗酸化主張で同じ形を扱っています。
ATBC試験は、喫煙者に何が起きたと報告したのですか
βカロテンを受けた群で肺がんの発生が18パーセント多く、総死亡が8パーセント多かったと報告しました。ATBC試験はAlpha-Tocopherol, Beta-Carotene Cancer Prevention Studyの略称で、1994年4月14日号のNew England Journal of Medicine第330巻1029から1035ページに主要結果が載っています。
対象はフィンランド南西部の50歳から69歳の男性喫煙者29,133人でした。無作為化、二重盲検、プラセボ対照で、2かける2の設計により4群に振り分けられています。αトコフェロール(ビタミンEの一種)1日50mg単独、βカロテン1日20mg単独、両方、プラセボの4群です。追跡は5年から8年続きました。
試験期間中に診断された新規肺がんは876件でした。αトコフェロールを受けた群の肺がん発生は、受けなかった群と比べてマイナス2パーセント(95パーセント信頼区間マイナス14からプラス12パーセント)で、減少は観察されませんでした。一方でβカロテンを受けた群の肺がん発生は、受けなかった群と比べてプラス18パーセント(95パーセント信頼区間3から36パーセント)でした。信頼区間の下端が3パーセントで、1を含んでいないという点が重要です。
総死亡はβカロテン群で8パーセント高く(95パーセント信頼区間1から16パーセント)、原著は主な理由として肺がんによる死亡と虚血性心疾患による死亡の増加を挙げています。αトコフェロールには総死亡への明らかな影響はなく、ただし出血性脳卒中による死亡が多かったと記録されています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象 | フィンランド南西部の50歳から69歳の男性喫煙者 29,133人 |
| 設計 | 無作為化、二重盲検、プラセボ対照、2かける2の要因設計で4群 |
| 用量 | αトコフェロール 1日50mg、βカロテン 1日20mg |
| 肺がん症例数 | 876件(試験期間中の新規診断) |
| βカロテンの肺がん発生 | プラス18パーセント(95パーセント信頼区間 3から36パーセント) |
| αトコフェロールの肺がん発生 | マイナス2パーセント(95パーセント信頼区間 マイナス14からプラス12パーセント) |
| βカロテンの総死亡 | プラス8パーセント(95パーセント信頼区間 1から16パーセント) |
| 主な超過死亡の内訳 | 肺がんと虚血性心疾患 |
同じ研究班は1996年にJournal of the National Cancer Institute第88巻1560から1570ページで、背景要因ごとの詳しい解析を出しています。追跡された肺がんは894件に増え、そのうち94パーセントが組織学的または細胞学的に確定診断されていました。この解析でのβカロテンの肺がん相対危険は1.16(95パーセント信頼区間1.02から1.33、ログランク検定でP値0.02)、αトコフェロールは0.99(95パーセント信頼区間0.87から1.13、P値0.86)です。
この追加解析が示したのは、影響の出方が一様ではないという点でした。原著の結論は、高用量のβカロテンは肺がん発生をわずかに増やす可能性があり、とくに喫煙量が多くアルコール摂取量も多い人で顕著だ、と書いています。そして結語は「喫煙者は高用量のβカロテン補充を避けるべきである」です。これは試験を設計した本人たちの言葉で、後から批判した人の言葉ではありません。
CARET試験はなぜ21か月早く中止されたのですか
害が見えた段階で続ける倫理的な根拠がなくなったからです。CARET試験はBeta-Carotene and Retinol Efficacy Trialの略称で、1996年5月2日号のNew England Journal of Medicine第334巻1150から1155ページに結果が載っています。
対象は喫煙者、元喫煙者、アスベスト曝露のあった労働者の合計18,314人です。介入はβカロテン1日30mgとパルミチン酸レチニル(ビタミンAの一種)1日25,000国際単位の併用で、プラセボと比較されました。主要評価項目は肺がんの発生です。
73,135人年の追跡(平均追跡期間4.0年)のあいだに388件の新規肺がんが診断されました。介入群の肺がん相対危険はプラセボ群と比べて1.28(95パーセント信頼区間1.04から1.57、P値0.02)でした。死亡については、総死亡の相対危険が1.17(95パーセント信頼区間1.03から1.33)、肺がん死亡が1.46(95パーセント信頼区間1.07から2.00)、心血管疾患死亡が1.26(95パーセント信頼区間0.99から1.61)です。心血管死亡の信頼区間は0.99で1をわずかにまたいでいる点は、正確に書いておく必要があります。
この結果をもとに、無作為化は予定より21か月早く打ち切られました。結論は、平均4年の補充のあと、βカロテンとビタミンAの併用は利益がなく、喫煙者とアスベスト曝露労働者において肺がん発生、肺がん死亡、心血管死亡、総死亡に有害な影響を与えた可能性がある、というものです。
同年のJournal of the National Cancer Institute第88巻1550から1559ページには、サブグループの解析が出ています。重み付けした肺がん発生の相対危険は1.36、死亡の相対危険は1.59で、元喫煙者を除くすべてのサブグループでリスクが上がっていました。増加はアルコール摂取量が多い層と大細胞型の組織型に関連が見られ、一方でベースラインの血中βカロテン濃度とは関連していませんでした。つまり「もともと血中濃度が低い人だけが害を受けた」という説明は、この試験のデータでは支持されません。
サプリメントをやめたあと、リスクはどうなったのですか
数年かけて1.0に戻りました。これは両方の試験で追跡が続けられ、別々の論文として公表されています。
CARET試験の介入後追跡はJournal of the National Cancer Institute 2004年第96巻1743から1750ページです。2001年12月31日までの追跡で、介入群の肺がんの相対危険は1.12(95パーセント信頼区間0.97から1.31)、総死亡の相対危険は1.08(95パーセント信頼区間0.99から1.17)になりました。どちらも1を上回ったままですが、統計学的な有意性は失われています。心血管疾患死亡の相対危険は、介入をやめたあと急速に1.0まで下がりました。
この論文には見落としやすい所見があります。介入後の期間では、女性のほうが男性より相対危険が大きく、肺がん死亡が1.33対1.14(P値0.36)、心血管死亡が1.44対0.93(P値0.03)、総死亡が1.37対0.98(P値0.001)でした。ただしこれは計画されたサブグループ解析であり、主要解析ではありません。性別で害の大きさが違うという主張をこの数字だけで確定するのは行き過ぎです。
ATBC試験の介入後追跡はJAMA 2003年第290巻476から485ページで、25,563人を対象に、がん発生は6年、総死亡は8年追跡しています。試験後の肺がん発生(1,037件)の相対危険は1.06(95パーセント信頼区間0.94から1.20)、総死亡(7,261人の死亡)の相対危険は1.07(95パーセント信頼区間1.02から1.12)でした。原著は、βカロテン群の超過リスクは介入終了の4年から6年後にはもはや認められず、その超過は主に心血管疾患によるものだったと述べています。結論の最後の一文は「喫煙者はβカロテン補充を避けるべきである」です。
さらに長い18年の介入後追跡がInternational Journal of Cancer 2014年第135巻178から185ページに出ています。肺がん(2,881件)の相対危険は1.04(95パーセント信頼区間0.96から1.11)、試験後の死亡(16,686人の死亡)の相対危険は1.02(95パーセント信頼区間0.99から1.05)で、どちらも有意ではありません。ただしこの論文はβカロテンが前立腺がん死亡を増やしたと報告していて、相対危険1.20(95パーセント信頼区間1.01から1.42)です。同じ論文でαトコフェロールは前立腺がん死亡を下げていて、相対危険0.84(95パーセント信頼区間0.70から0.99)でした。
| 試験 | 対象と人数 | 用量と期間 | 肺がんの結果 | 死亡の結果 |
|---|---|---|---|---|
| ATBC(1994年) | フィンランドの男性喫煙者 29,133人 | βカロテン20mg/日、5から8年 | 発生プラス18パーセント(3から36) | 総死亡プラス8パーセント(1から16) |
| CARET(1996年) | 喫煙者、元喫煙者、アスベスト曝露者 18,314人 | βカロテン30mg+レチノール25,000IU/日、平均4.0年 | 相対危険1.28(1.04から1.57) | 総死亡1.17(1.03から1.33)、肺がん死1.46(1.07から2.00) |
| Physicians' Health Study(1996年) | 米国の男性医師 22,071人(現喫煙者11パーセント) | βカロテン50mg隔日、12年 | 肺がん82件対88件、差なし | 総死亡979人対968人、差なし |
| AREDS2の10年追跡(2022年) | 加齢眼疾患の試験参加者 3,882人(現喫煙者は割付対象外) | βカロテン15mgを含む処方 | オッズ比1.82(1.06から3.12、P値0.03) | この報告では肺がん発生が主な指標 |
非喫煙者では同じことが起きたのですか
起きませんでした。少なくとも、ほとんどが非喫煙者だった試験では利益も害も検出されていません。
Physicians' Health Studyの結果は、CARETと同じ1996年5月2日号のNew England Journal of Medicine第334巻1145から1149ページに載っています。米国の40歳から84歳の男性医師22,071人が対象で、1982年の開始時点で現喫煙者は11パーセント、元喫煙者は39パーセントでした。βカロテン50mgを隔日で12年間投与し、1995年12月31日に予定どおり終了しています。
βカロテン群11,036人とプラセボ群11,035人のあいだで、悪性新生物の全体発生に実質的な差はありませんでした。非黒色腫皮膚がんを除く悪性新生物はβカロテン群1,273人、プラセボ群1,293人で、相対危険0.98(95パーセント信頼区間0.91から1.06)です。肺がんは82件対88件、がん死亡は386人対380人、総死亡は979人対968人、心血管死亡は338人対313人、心筋梗塞は468人対489人、脳卒中は367人対382人でした。原著は、現喫煙者と元喫煙者のあいだでも、早期も後期もこれらの評価項目に有意差はなかったと書いています。
この試験は12年という長さと22,071人という規模を持っているので、「期間が短すぎた」「人数が足りなかった」では説明できません。したがって現時点で妥当な読み方は、βカロテンの高用量補充は非喫煙者では何も起こさず、喫煙歴とアスベスト曝露のある人では害の方向に働く、というものです。喫煙者を11パーセントしか含まない試験で害が出なかったことは、喫煙者で害が出たという所見と矛盾しません。
2022年の眼科の長期追跡でも、同じ信号が出たのですか
出ました。しかも喫煙を続けている人を最初から除外した設計でも出ています。
AREDS2試験は加齢性眼疾患を対象とした試験で、報告28がJAMA Ophthalmology 2022年第140巻7号692から698ページに出ています。元のAREDS処方にはβカロテンが15mg含まれていました。AREDS2の開始時点で、現喫煙者はβカロテンの二次無作為化の対象から外されています。喫煙者での肺がんリスク増加という先行知見があったためです。
10年の追跡対象は3,882人(ベースライン平均年齢72.0歳、女性2,240人で57.7パーセント)で、117人(2.7パーセント)が肺がんを発症しました。βカロテンに割り付けられた群の肺がんのオッズ比は1.82(95パーセント信頼区間1.06から3.12、P値0.03)でした。βカロテン群の元喫煙者711人のうち32人(4.5パーセント)が肺がんを発症しています。一方でルテインとゼアキサンチンに割り付けられた群の肺がんのオッズ比は1.15(95パーセント信頼区間0.79から1.66、P値0.46)で、有意ではありませんでした。
この結果は、βカロテンをルテインとゼアキサンチンに置き換えるという処方変更の根拠になりました。ルテイン側の試験データの範囲と限界については、当サイトのルテインとAREDS2試験の記事で別に整理しています。注意しておくべきなのは、ここで有意だったのは117件の肺がんに基づくオッズ比であり、信頼区間の下端は1.06ときわどい点です。単独では決め手にならない所見で、ATBCとCARETの既知の方向と一致しているからこそ重みを持ちます。
まとめた解析では、どのくらいの大きさの影響なのですか
死亡については5パーセント前後の増加です。これは効果量としては小さく、しかし方向は一貫しています。
コクラン・レビュー(Cochrane Database of Systematic Reviews 2012年、CD007176)は、抗酸化サプリメントの無作為化試験78件、参加者296,707人を統合しました。このうちバイアスリスクが低いのは56件、244,056人です。バイアスリスクの低い試験に限ったβカロテンの解析では、死亡は96,003人中13,202人(13.8パーセント)対77,003人中8,556人(11.1パーセント)で、26試験の統合相対危険は1.05(95パーセント信頼区間1.01から1.09)でした。同じ条件でビタミンEは1.03(95パーセント信頼区間1.00から1.05)、ビタミンAは1.07(95パーセント信頼区間0.97から1.18)で有意ではありません。
著者らの結論は、一次予防も二次予防も抗酸化サプリメントを支持する証拠はなく、βカロテンとビタミンEは死亡を増やすようであり、高用量のビタミンAもそうかもしれない、というものです。なお全78試験をランダム効果モデルで統合した場合の相対危険は1.02(95パーセント信頼区間0.98から1.05)で有意ではなく、固定効果モデルでは1.03(95パーセント信頼区間1.01から1.05)で有意になります。モデルの選び方で有意性が入れ替わる水準の差であることは、正直に書いておくべき弱点です。
がん発生に絞ったメタ解析はInternational Journal of Cancer 2010年第127巻172から184ページにあります。9試験からの13報告を統合し、βカロテン補充にがん予防効果は示されず、逆に1日20mgから30mgの用量で喫煙者とアスベスト労働者において肺がんと胃がんの発生が有意に増えたと報告しています。著者らはβカロテンによる栄養学的がん予防を推奨しないと結論づけました。
公的機関は現在どう言っているのですか
予防目的での使用に反対し、ただし用量に線を引いています。
米国予防医療専門委員会(USPSTF)は2022年6月21日に、心血管疾患またはがんの予防のためにβカロテンまたはビタミンEのサプリメントを使用しないことを推奨しました。これはグレードDで、JAMA 2022年第327巻23号2326から2333ページに掲載されています。対象は地域で生活する妊娠していない成人で、妊娠している人、慢性疾患のある人、入院中の人、既知の栄養欠乏がある人には適用されません。委員会は二つの試験で肺がんリスクの有意な上昇(リスク比1.18、95パーセント信頼区間1.03から1.36)を認め、心血管死亡についてはPetoオッズ比1.10(95パーセント信頼区間1.02から1.19)を挙げています。
厚生労働省のeJIM「ビタミンAとカロテノイド」(医療者向け、2025年6月19日更新)は、CARETについてサプリメントが予想外に肺がんリスクを28パーセント、肺がんによる死亡を46パーセント増加させたと記し、ATBCについてβカロテンサプリメントが肺がんリスクを18パーセント増加させたと記しています。同ページは米国のFood and Nutrition Boardが、ビタミンA欠乏症を予防するためのプロビタミンA源としての使用を除き、一般の人々にβカロテンサプリメントの使用を推奨していないと伝えています。
用量の線については、欧州食品安全機関(EFSA)の2012年12月6日の見解が食品安全委員会の食品安全関係情報に収録されています。食品添加物用途および1日15mg未満のレベルでのサプリメント用途に由来するβカロテンへの曝露量は、多量喫煙者を含めた一般集団において健康への悪影響に関する懸念を引き起こさないと結論づけたものです。この15mgという線は、ATBCの20mgとCARETの30mgより下にあります。
日本人の食事摂取基準では、ビタミンAの推奨量と推定平均必要量にはプロビタミンAカロテノイドが含まれますが、耐容上限量には含まれません。医薬基盤・健康・栄養研究所の情報では、成人男性18歳から49歳の推奨量は1日850から900マイクログラムレチノール活性当量、耐容上限量は1日2,700マイクログラムレチノール活性当量です。耐容上限量にプロビタミンAカロテノイドが入らないのは、βカロテンが無害だからではなく、ビタミンA過剰症を起こす経路の話に限った扱いだからです。
| 機関 | 文書と日付 | 内容 |
|---|---|---|
| USPSTF(米国) | 勧告声明、2022年6月21日 | 心血管疾患とがんの予防目的でのβカロテン使用に反対、グレードD |
| 厚生労働省eJIM | ビタミンAとカロテノイド、2025年6月19日更新 | CARETで肺がん28パーセント増、肺がん死46パーセント増。ATBCで18パーセント増と記載 |
| EFSA(欧州) | 2012年12月6日、食品安全委員会の収録情報 | 添加物用途および1日15mg未満のサプリメント用途は、多量喫煙者を含め懸念なし |
| 食事摂取基準(日本) | ビタミンAの項 | 推奨量にはプロビタミンAカロテノイドを含むが、耐容上限量には含まない |
| ATBCとCARETの研究者 | 原著の結語、1996年と2003年 | 喫煙者は高用量のβカロテン補充を避けるべきである |
日本の表示制度では、βカロテンについて何を言えて何を言えないのですか
言えるのは栄養素としての働きまでで、量の範囲も決まっています。
βカロテンはビタミンAの前駆体として、ビタミンA源の栄養機能食品の対象成分として認められています。1日当たりの摂取目安量に含まれるβカロテン量の下限値は1,080マイクログラム、上限値は3,600マイクログラムです。比較のために書くと、ビタミンA(レチノール)としての栄養機能食品の下限値は231マイクログラム、上限値は600マイクログラムです。なおβカロテンのこの二つの数値については、厚生労働省の規格基準通知PDFの本文を本セッションで直接開けなかったため、検索インデックス上の同文書の記載で確認し、あわせて後述する市販品の表示(1日3.6mg)が上限値3,600マイクログラムと一致することで裏づけています。
栄養機能食品は自己認証制度で、消費者庁長官による個別の許可申請は不要です。そのかわり、規格基準で定められた機能の文言と、摂取をする上での注意事項を表示する義務があります。たとえば大塚製薬のネイチャーメイド ベータカロテンの表示は「βカロテンはビタミンAに変換され、夜間の視力の維持に役立つ、皮膚や粘膜の健康維持に役立つ栄養素です」です。これは栄養素の生理的な働きの記述で、疾病の予防や治療の表現ではありません。
制度そのものが見直しの途中にあることも書いておきます。消費者庁は栄養機能食品に関する検討会を2025年10月8日、2026年1月21日、2026年3月17日の3回開催し、2026年3月18日付で令和7年度の取りまとめを公表しました。検討の対象には栄養成分の下限値と上限値、および栄養成分の機能の文言が含まれます。機能の文言が現行の食事摂取基準の記載から乖離しているという指摘が出発点です。
この記事で扱っている肺がんリスクは、日本の表示制度のどこにも登場しません。栄養機能食品の表示は欠乏の補完を前提にした制度で、過剰摂取が特定の集団で何を引き起こすかを伝える仕組みではないからです。表示に書いていないことは安全だという意味ではない、という点は亜鉛の欠乏と過剰の記事でも同じ形で扱いました。
食品のβカロテンと、サプリメントのβカロテンは同じ話なのですか
用量が一桁違うので、同じ話にはなりません。
文部科学省の食品成分データベース(日本食品標準成分表(八訂)増補2023年)によると、にんじんの根(皮なし、生)100グラムあたりのβカロテンは6,300マイクログラム、αカロテンは2,600マイクログラム、βカロテン当量は7,600マイクログラム、レチノール活性当量は630マイクログラムです。ほうれんそうの葉(通年平均、生)のβカロテン当量は100グラムあたり4,200マイクログラムです。
ATBCの1日20mgは20,000マイクログラムです。にんじんのβカロテンで同じ量に届くには1日約317グラム、ほうれんそうのβカロテン当量なら1日約476グラムが必要になります。令和5年国民健康・栄養調査では、20歳以上の野菜摂取量の平均値は1日256.0グラムでした。つまり平均的な日本人は、野菜をすべてにんじんに置き換えても試験の用量には届きません。
| 対象 | βカロテン量 | ATBCの20mg相当に必要な量 |
|---|---|---|
| にんじん(根、皮なし、生)100グラム | 6,300マイクログラム | 約317グラム |
| ほうれんそう(葉、通年平均、生)100グラム | βカロテン当量 4,200マイクログラム | 約476グラム |
| 日本人20歳以上の野菜摂取量の平均値 | 野菜全体で1日256.0グラム | 到達しない |
| 栄養機能食品のβカロテン上限値 | 1日3,600マイクログラム | 上限いっぱいでも20mgの約18パーセント |
| EFSAが懸念なしとした水準 | 1日15mg未満 | ATBCの20mgとCARETの30mgより下 |
食品からの摂取についての観察データも、害の方向を示していません。国立がん研究センターの多目的コホート研究(JPHC研究)は、45歳から74歳の約8万人を1995年と1998年の調査から2013年まで追跡し、1,690件の肺がん(男性1,237件、女性453件)を把握しました。レチノール、αカロテン、βカロテン、ビタミンC、ビタミンEの摂取量が検討され、βカロテン摂取量と肺がん罹患リスクのあいだには、全体として統計学的に有意な関連は見られませんでした。現在喫煙者ではレチノール摂取量の最高群で肺がんリスクの上昇が見られ、他のビタミンでは有意な関連はありませんでした。原著はInternational Journal of Cancer 2018年6月15日号、142巻12号2441から2460ページです。
食品で摂りすぎた場合に起きることも分かっています。厚生労働省のeJIMは、βカロテンを高用量に摂取すると皮膚が黄橙色になることがあるが、この状態は無害で、食べる量を減らすと治まると記しています。これは柑皮症と呼ばれる現象で、ビタミンA過剰症とは別のものです。食品由来のβカロテンはビタミンA過剰症を起こしません。
日本の喫煙者はどれくらいいて、この話は誰に関係するのですか
成人の6人から7人に1人が現在の喫煙者で、関係するのは喫煙者だけではありません。
令和5年国民健康・栄養調査(2023年11月実施)によると、現在習慣的に喫煙している者の割合は15.7パーセントで、男性25.6パーセント、女性6.9パーセントでした。年齢階級別では40歳代から50歳代の男性でその割合が高く、3割を超えています。直近10年間では男女とも有意に減少しています。
関係する範囲が喫煙者より広い理由は、試験の対象設定にあります。CARETは喫煙者だけでなく元喫煙者とアスベスト曝露労働者を含めて18,314人を集めました。AREDS2の10年追跡で肺がんのオッズ比が上がったのは、現喫煙者を割付から除外した集団のなかで、元喫煙者711人のうち32人という内訳でした。やめてから何年経てば関係なくなるのかという問いに、これらの試験は答えを出していません。
一方で、ATBCとCARETの介入後追跡が示したとおり、サプリメントをやめればリスクは数年で1.0に戻る方向に動きます。これは判断しやすい情報です。やめる判断の効果は比較的早く現れます。
当店が扱う商品はこの話のどこに位置するのですか
当店は大塚製薬のネイチャーメイド ベータカロテンを取り扱っています。この商品の1日当たりの摂取目安量は2粒で、2粒に含まれるβカロテンは3.6mgです。区分は栄養機能食品です。
数字を並べると位置関係がはっきりします。3.6mgはATBCの20mgの約18パーセント、CARETの30mgの12パーセント、AREDS処方の15mgの24パーセントで、EFSAが懸念なしとした1日15mg未満の水準の内側にあります。栄養機能食品の上限値3,600マイクログラムと一致する量です。したがって、ATBCとCARETで観察された害をこの用量にそのまま当てはめることはできません。
同時に、逆向きの事実も書く必要があります。1日3.6mgのβカロテンを長期に摂ることで何かが改善することを示した無作為化試験を、当店は持っていません。この用量帯は、害を示す試験の下にあるだけで、利益を示す試験の上にあるわけではないのです。表示できるのは規格基準で定められた栄養素の働きまでで、当店が扱う食品区分の商品について、肺がんや他の疾病に関する予防、治療、改善の説明を行うことはありません。
読んでいる方が喫煙者または元喫煙者で、βカロテンを単独のサプリメントで足すことを検討している場合、この記事が提供できる情報は次のとおりです。害が確認されている用量は1日20mgから30mgの帯で、EFSAが懸念なしとした線は1日15mg未満、当店の商品は1日3.6mgです。そして、喫煙者が高用量のβカロテンを避けるべきだという助言は、売る側ではなく試験を行った研究者たち自身が原著の結語に書いた言葉です。判断の材料として、どちらの数字も隠さずに置いておきます。
この記事の主張は、それぞれどのくらい強いのですか
強いものと弱いものが混ざっています。弱いところを先に下げておきます。
| 主張 | 証拠の種類 | 強さ |
|---|---|---|
| 喫煙者に1日20mgのβカロテンを5年から8年与えると肺がん発生が増える | 無作為化二重盲検試験1件、29,133人、95パーセント信頼区間3から36パーセント | 強い |
| 喫煙者とアスベスト曝露者に30mgとレチノール併用で肺がんと死亡が増える | 無作為化二重盲検試験1件、18,314人、相対危険1.28と1.17 | 強い |
| βカロテン補充は死亡をわずかに増やす | コクラン・レビュー、低バイアス26試験、相対危険1.05(1.01から1.09)。ただしモデル選択で全体の有意性が入れ替わる | 中程度 |
| 非喫煙者では利益も害もない | 無作為化試験1件、22,071人、12年、全評価項目で差なし。ただし「差がない」証明ではなく「差が検出されなかった」結果 | 中程度 |
| サプリメントをやめればリスクは数年で1.0に戻る | 介入後追跡2件(JAMA 2003年、JNCI 2004年)。無作為化は維持されているが、介入後の解析は事前の主要評価項目ではない | 中程度 |
| 15mgでも元喫煙者で肺がんが増える | AREDS2報告28、オッズ比1.82だが117件に基づき信頼区間の下端1.06。単独では決め手にならない | 弱い |
| 女性のほうが害が大きい | CARET介入後追跡の計画されたサブグループ解析、主要解析ではない | 弱い |
| βカロテンは前立腺がん死亡を増やす | ATBC 18年追跡の相対危険1.20(1.01から1.42)。多数の評価項目のなかの1つで、多重比較の調整なし | 弱い |
| 1日3.6mgは安全である | EFSAの15mg未満という線の内側にあるという間接的な推論のみ。この用量を直接検証した長期試験は確認できなかった | 弱い |
| 1日3.6mgに何らかの利益がある | 該当する無作為化試験を確認できなかった | 証拠なし |
この表で最後の2行が当店の商品に直接かかわる行です。安全側の推論も利益の主張も、どちらも強い証拠を持っていません。
よくある質問
にんじんやかぼちゃを食べる量を減らしたほうがよいのですか
その必要はありません。害が観察された用量は1日20mgから30mgのサプリメントで、にんじんで同じ量に届くには1日約317グラムが必要です。令和5年国民健康・栄養調査の野菜摂取量の平均値は1日256.0グラムで、健康日本21(第三次)の目標値350グラムにも届いていません。食品からのβカロテン摂取について、JPHC研究は肺がんリスクとの有意な関連を認めていません。
たばこをやめて10年経ちますが、βカロテンのサプリメントは避けるべきですか
試験のデータだけでは答えが出ません。CARETのサブグループ解析では元喫煙者はリスク上昇が見られなかった唯一の層でしたが、介入後追跡では元喫煙者の心血管死亡にリスクが残り、AREDS2の10年追跡で肺がんのオッズ比が上がった集団は元喫煙者を多く含んでいました。何年で関係なくなるかを示した試験は確認できていません。判断が必要な場合は、喫煙歴を含めて医師または薬剤師に相談してください。
マルチビタミンにβカロテンが入っていたら危険ですか
量を見てください。日本の栄養機能食品の規格基準では、βカロテンの1日当たりの上限値は3,600マイクログラム、つまり3.6mgです。EFSAが懸念なしとした水準は1日15mg未満です。害が観察されたのは20mgから30mgの帯でした。製品の栄養成分表示に1日当たりのβカロテン量が記載されているので、まずそこを確認するのが確実です。
βカロテンの代わりにビタミンAを摂れば安全ですか
別の問題が出てきます。ビタミンA(レチノール)には耐容上限量が設定されていて、成人では1日2,700マイクログラムレチノール活性当量です。この耐容上限量にプロビタミンAカロテノイドは含まれません。またCARETで投与されたのはβカロテン30mgとパルミチン酸レチニル25,000国際単位の併用で、ビタミンAを含む処方で害が観察されています。JPHC研究では、現在喫煙者においてレチノール摂取量の最高群で肺がんリスクの上昇が見られました。
抗酸化サプリメント全体についてはどう考えればよいのですか
コクラン・レビューは78試験、296,707人を統合して、一次予防も二次予防も抗酸化サプリメントを支持する証拠はないと結論づけました。低バイアス試験に限るとβカロテンとビタミンEは死亡を増やし、ビタミンA、ビタミンC、セレンには有意な影響がありませんでした。個別の成分については、当サイトのコエンザイムQ10とEPAとDHAの記事でも同じ方法で試験データを並べています。
血液検査でβカロテンが低いと言われたら飲むべきですか
CARETのサブグループ解析では、介入の効果はベースラインの血中βカロテン濃度と関連していませんでした。つまり血中濃度が低い人で害が小さかったわけでも、高い人で大きかったわけでもありません。欠乏の判定と補充の判断は栄養素ごとに事情が違うので、血液検査の数値の扱いについてはビタミンDの血中濃度と鉄と葉酸の欠乏判定の記事も参照してください。実際の判断は検査を行った医療機関で確認するのが確実です。
参考にした資料
- The Alpha-Tocopherol, Beta Carotene Cancer Prevention Study Group。The effect of vitamin E and beta carotene on the incidence of lung cancer and other cancers in male smokers。N Engl J Med. 1994年、330巻1029から1035ページ、PMID 8127329。出版社本文は本セッションで開けなかったため、書誌と抄録はEurope PMCの収録記録で確認。Europe PMC 収録記録
- Albanes D ほか。Alpha-Tocopherol and beta-carotene supplements and lung cancer incidence in the alpha-tocopherol, beta-carotene cancer prevention study: effects of base-line characteristics and study compliance。J Natl Cancer Inst. 1996年、88巻1560から1570ページ、PMID 8901854。Europe PMC 収録記録
- Omenn GS ほか。Effects of a combination of beta carotene and vitamin A on lung cancer and cardiovascular disease。N Engl J Med. 1996年、334巻1150から1155ページ、PMID 8602180。Europe PMC 収録記録
- Omenn GS ほか。Risk factors for lung cancer and for intervention effects in CARET, the Beta-Carotene and Retinol Efficacy Trial。J Natl Cancer Inst. 1996年、88巻1550から1559ページ、PMID 8901853。Europe PMC 収録記録
- Hennekens CH ほか。Lack of effect of long-term supplementation with beta carotene on the incidence of malignant neoplasms and cardiovascular disease。N Engl J Med. 1996年、334巻1145から1149ページ、PMID 8602179。Europe PMC 収録記録
- Virtamo J ほか。Incidence of cancer and mortality following alpha-tocopherol and beta-carotene supplementation: a postintervention follow-up。JAMA. 2003年、290巻476から485ページ、PMID 12876090。Europe PMC 収録記録
- Goodman GE ほか。The Beta-Carotene and Retinol Efficacy Trial: incidence of lung cancer and cardiovascular disease mortality during 6-year follow-up after stopping beta-carotene and retinol supplements。J Natl Cancer Inst. 2004年、96巻1743から1750ページ、PMID 15572756。Europe PMC 収録記録
- Virtamo J ほか。Effects of alpha-tocopherol and beta-carotene supplementation on cancer incidence and mortality: 18-year postintervention follow-up of the Alpha-tocopherol, Beta-carotene Cancer Prevention Study。Int J Cancer. 2014年、135巻178から185ページ、PMID 24338499。Europe PMC 収録記録
- Chew EY ほか。Long-term Outcomes of Adding Lutein/Zeaxanthin and Omega-3 Fatty Acids to the AREDS Supplements on Age-Related Macular Degeneration Progression: AREDS2 Report 28。JAMA Ophthalmol. 2022年、140巻7号692から698ページ。https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC9164119/
- Bjelakovic G ほか。Antioxidant supplements for prevention of mortality in healthy participants and patients with various diseases。Cochrane Database Syst Rev. 2012年、第3号、CD007176。出版社本文は本セッションで開けなかったため、抄録はEurope PMCの収録記録で確認。Europe PMC 収録記録
- Druesne-Pecollo N ほか。Beta-carotene supplementation and cancer risk: a systematic review and metaanalysis of randomized controlled trials。Int J Cancer. 2010年、127巻172から184ページ、PMID 19876916。Europe PMC 収録記録
- U.S. Preventive Services Task Force。Vitamin, Mineral, and Multivitamin Supplementation to Prevent Cardiovascular Disease and Cancer: Preventive Medication。2022年6月21日。https://www.uspreventiveservicestaskforce.org/uspstf/recommendation/vitamin-supplementation-to-prevent-cvd-and-cancer-preventive-medication
- 厚生労働省 eJIM。ビタミンAとカロテノイド(医療者向け)。2025年6月19日更新。https://www.ejim.mhlw.go.jp/pro/overseas/c03/13.html
- 厚生労働省 eJIM。ビタミンAとカロテノイド(一般の方向け)。https://www.ejim.mhlw.go.jp/public/overseas/c03/06.html
- 食品安全委員会 食品安全関係情報。欧州食品安全機関(EFSA)のβカロテンに関する見解、2012年12月6日。https://www.fsc.go.jp/fsciis/foodSafetyMaterial/show/syu03720160149
- 国立研究開発法人 医薬基盤・健康・栄養研究所。「健康食品」の安全性・有効性情報、ビタミンA。食事摂取基準値と栄養機能食品の規格基準値を確認。https://hfnet.nibn.go.jp/vitamin/detail171/
- 消費者庁。栄養機能食品について(制度の概要、自己認証制度である旨)。https://www.caa.go.jp/policies/policy/food_labeling/foods_with_nutrient_function_claims
- 消費者庁。栄養機能食品に関する検討会(第1回2025年10月8日、第2回2026年1月21日、第3回2026年3月17日、取りまとめ2026年3月18日)。https://www.caa.go.jp/policies/policy/food_labeling/meeting_materials/review_meeting_018/
- 厚生労働省。栄養機能食品の規格基準に関する通知資料(βカロテンの下限値1,080マイクログラム、上限値3,600マイクログラム)。このPDFの本文は本セッションで直接開けなかったため、数値は検索インデックス上の同文書の記載で確認し、市販品の表示値との一致で裏づけました。一次資料そのものを開いて確認したものではありません。https://www.mhlw.go.jp/topics/2002/03/dl/tp0313-2d.pdf
- 文部科学省 食品成分データベース。野菜類/にんじん/根/皮なし/生(日本食品標準成分表(八訂)増補2023年)。https://fooddb.mext.go.jp/details/details.pl?ITEM_NO=6_06214_7
- 文部科学省 食品成分データベース。野菜類/ほうれんそう/葉/通年平均/生。https://fooddb.mext.go.jp/details/details.pl?ITEM_NO=6_06267_7
- 厚生労働省。令和5年 国民健康・栄養調査結果の概要(2023年11月実施)。概要PDFの本文抽出が本セッションでできなかったため、喫煙率15.7パーセント(男性25.6パーセント、女性6.9パーセント)と20歳以上の野菜摂取量256.0グラムは、公益社団法人日本栄養士会による報告(2024年11月26日)で確認。https://www.dietitian.or.jp/trends/2024/396.html
- 厚生労働省。令和5年 国民健康・栄養調査結果の概要(原本PDF、所在の提示のために掲載。本セッションでは本文を抽出できていません)。https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001338334.pdf
- 国立がん研究センター 多目的コホート研究(JPHC研究)。抗酸化ビタミン摂取と肺がん罹患リスクの関連について(原著 Int J Cancer. 2018年、142巻12号2441から2460ページ)。https://epi.ncc.go.jp/jphc/outcome/8096.html
- 大塚製薬。ネイチャーメイド ベータカロテン 製品情報(栄養成分表示、1日2粒あたりβカロテン3.6mg、栄養機能食品)。製造者自身による製品表示であり、効果に関する一次資料ではありません。https://www.otsuka-plus1.com/shop/g/g27301/
本記事は情報提供を目的としたものであり、疾病の診断・治療・予防を目的としたものではありません。