化粧水は肌に浸透するのか 角層という天井と、化粧品の効能56項目で言える範囲

化粧水の水分が届くのは角層までで、頬の角層の厚さは独立した2グループの生体内測定で13から17マイクロメートルでした。水だけなら表面の水分上昇が約2分でもとに戻ること、化粧水そのものを調べたヒト試験がPubMed収載ではわずか2件であること、そして化粧品の効能56項目のうち効果確認試験が義務づけられているのは56番目の1項目だけであることを、厚生労働省通知とOECD試験ガイドライン第428号と査読論文で確認し、主張ごとに根拠の強さを自己採点しました。

化粧水を顔につけると、肌に入っていく感覚があります。その感覚そのものは本物です。ただ「どこまで入ったのか」という問いに変わると、答えは急に静かになります。

結論を先に書きます。化粧水の水分は角層に入ります。角層の下の、生きた細胞の層には、ふつうの化粧品の設計では届きません。そして日本の広告ルールの側でも、「浸透」と書くときは浸透先が角質層であることを明記するよう求められています。物理の答えと制度の答えが、めずらしく同じ場所を指しているのが、この論点の特徴です。

この記事は、スキンケアの順番を扱ったスキンケアの順番に科学的根拠はあるのかの続編です。順番の記事では「どの順で塗るか」を扱いました。今回は「そもそもどこまで入るのか」という、順番の前提にある天井の話をします。

私たちは化粧品と美容機器の両方を扱う立場です。だからこそ、自社のカテゴリーに都合の悪いところも同じ大きさの字で書きます。先に一つ書いておきます。化粧品で表示できる効能は56項目ありますが、効果を確認する試験が義務づけられているのは、そのうち1項目だけです。「皮膚にうるおいを与える」も「皮膚の乾燥を防ぐ」も、その義務の外側にあります。これは当店が扱う化粧品にもそのまま当てはまります。

本文の数値、日付、通知番号、試験条件は、執筆時にすべて一次資料または公的機関の公開文書で確認しました。確認できなかった論点は、表現をやわらげるのではなく落としました。最後に、本記事のどの主張がどれくらい強いのかを自己採点した表を置いています。

化粧水は肌に浸透するのですか

角層までは浸透します。その先には届きません。

角層(かくそう、角質層とも書きます。皮膚のいちばん外側にある、死んだ細胞が積み重なった層のことです)は、思っているより薄いものです。花王の江川らが共焦点ラマン分光法という方法で日本人の皮膚を直接測った研究では、健康な日本人15名の角層の厚さは、頬で16.8マイクロメートル、前腕の内側で22.6マイクロメートル、手の甲で29.3マイクロメートル、手のひらで173.0マイクロメートルでした。Acta Dermato-Venereologica誌2007年87巻1号4から8頁の報告です。

この数字は別の研究グループでもほぼ再現されています。Böhlingらが健康な成人18名を対象に、共焦点ラマン分光法と共焦点反射顕微鏡法という二つの異なる方法で同じ部位を測った研究では、頬は両方の方法で13マイクロメートル、前腕内側が20と19マイクロメートル、下腿が21と22マイクロメートルでした。Skin Research and Technology誌2014年20巻1号50から57頁です。測定方法を変えても同じ値が出たという点が、この研究の価値です。

顔の角層は13から17マイクロメートルほど、つまり髪の毛の太さの5分の1から10分の1くらいです。化粧水が「入る」余地があるのは、この厚さの範囲だけです。

生体のまま測定された角層の厚さ(単位はマイクロメートル)
研究 対象と人数 測定法 頬 前腕内側 その他
Egawa 2007(Acta Derm Venereol 87巻1号) 健康な日本人15名(部位差の解析) 共焦点ラマン分光法 16.8 22.6 手の甲29.3、手のひら173.0
Böhling 2014(Skin Res Technol 20巻1号) 健康な成人18名 共焦点ラマン分光法/共焦点反射顕微鏡法 13/13 20/19 下腿21/22

なぜ角層で止まるのか。これは化粧品業界の自主ルールの話ではなく、化学物質の安全性試験の前提として各国の規制当局が共有している事実です。経済協力開発機構(OECD)の化学物質試験ガイドライン第428号「皮膚吸収、in vitro法」は2004年4月13日に採択されましたが、その第4項にこう書かれています。皮膚は体から切り離したあとも透過性の性質を保つ、なぜなら主たる拡散のバリアは生きていない角層であり、皮膚を通る化学物質の能動輸送は確認されていないからだ、という趣旨の記述です。

つまり、摘出した皮膚でも吸収試験が成立するほど、バリアの仕事は角層が単独で担っています。生きた細胞が何かを汲み上げているわけではありません。角層が天井なのは、化粧品のルールが決めた天井ではなく、皮膚の構造そのものが決めた天井です。

広告で「浸透」と書けるのは、どこまでですか

浸透先が角質層であることを明記する範囲までです。そして「浸透」そのものは、法律上の効能ではありません。

順序立てて整理します。化粧品が表示・広告できる効能の範囲は、厚生労働省医薬食品局長通知「化粧品の効能の範囲の改正について」(平成23年7月21日、薬食発0721第1号)の別表第1に列挙されています。この別表には、たとえば次のような項目が並びます。

  • (24)皮膚にうるおいを与える。
  • (25)皮膚の水分、油分を補い保つ。
  • (26)皮膚の柔軟性を保つ。
  • (27)皮膚を保護する。
  • (28)皮膚の乾燥を防ぐ。
  • (30)肌にはりを与える。
  • (32)肌を滑らかにする。
  • (56)乾燥による小ジワを目立たなくする。

この別表には注が付いています。注1として「例えば、『補い保つ』は『補う』あるいは『保つ』との効能でも可とする。」、注2として「『皮膚』と『肌』の使い分けは可とする。」とあります。言い換えの自由度は、この注の範囲に限られます。

ここで重要なのは、56項目のどこにも「浸透」という語がないという事実です。そして厚生労働省医薬・生活衛生局長通知「医薬品等適正広告基準の改正について」(平成29年9月29日、薬生発0929第4号)の別紙、第4の3(2)には、こう書かれています。「承認を要しない化粧品の効能効果についての表現は、平成23年7月21日薬食発第0721第1号医薬食品局長通知『化粧品の効能の範囲の改正について』に定める範囲をこえてはならない。」

したがって「浸透」は、効能として主張することはできません。では広告でなぜ使えるのか。平成23年の改正に合わせて出された厚生労働省医薬食品局審査管理課長・監視指導・麻薬対策課長の連名通知(薬食審査発0721第1号、薬食監麻発0721第1号)に、答えに近い一文があります。「なお、従前通り、これらの効能以外のメーキャップ効果及び使用感等を表示し、広告することは事実に反しない限り認められる。」

「浸透」は効能ではなく、使用感や作用部位の説明としてだけ生き残っている語です。そしてその生き残り方に細かい条件を付けているのが、業界の自主基準である「化粧品等の適正広告ガイドライン」です。日本化粧品工業会の啓発推進委員会が自治体向けに行った解説資料(京都府薬務課サイト掲載)には、表現編E3「肌・毛髪への浸透」等の作用部位の表現として、認められる例と認められない例が具体的に挙げられています。

「浸透」表現の可否(日本化粧品工業会の自主基準E3、法令本文ではありません)
区分 表現例 理由として示されているもの
認められる 角質層へ浸透 浸透する部位が角質層であることが明記されている
認められる 角質層のすみずみへ 同上
認められない 肌へ浸透 部位の明記がない
認められない 肌内部のいくつもの層(注釈に角質層) 注釈があっても肌内部への作用を暗示する
認められない 肌の奥深く(注釈に角質層) 同上
認められない 肌の内側(角質層)から 角質層と書いてあっても肌内部への作用を暗示する
認められる(毛髪) 髪の内部に浸透 角化した毛髪部分の範囲内であれば可
認められない(毛髪) 傷んだ髪に浸透し健康な髪に甦る 角化部分の範囲を超える

同じ資料には、図の扱いについての指摘もあります。「角質層へしっかり浸透」という文字が付いたイメージ図であっても、図中の矢印が角質層より深いところまで伸びていれば不適とされています。文字だけ直しても絵が裏切るというのは、実務的にはかなり厳しい条件です。

さらに同資料の基本編F7には、身体に浸透する場面や作用機序をアニメーションや模型で表現する場合は虚偽・誇大にならないよう十分注意することと、臨床データや実験例を例示することは不可であることが示されています。原料のデータでも広告への掲載は不可とされています。これは、ここまで本記事が引用してきたような論文の数字を、そのまま広告に載せることはできないという意味でもあります。

角層まで水が入ると、実際に何が変わるのですか

角層の水分量は確かに上がります。ただし、上がった状態がどれくらい続くかは別の問題で、そこが化粧水のいちばん弱いところです。

まず、角層の中の水分がどう分布しているかです。江川と田上が健康な日本人50名(22歳から76歳)の頬と前腕内側を共焦点ラマン分光法で測った研究(British Journal of Dermatology誌2008年158巻2号251から260頁)では、角層のもっとも外側で水分量が約30パーセント(湿重量あたり)、角層より深い生きた層で約70パーセントという勾配が観察されました。外側は乾いていて、内側は湿っている、という当たり前の構造が数字で裏づけられています。

同じ研究で、前腕に水を90分間つけ続ける操作を行ったところ、角層全体で水分量が著しく増え、顆粒層(角層の下にある、生きた細胞の層のひとつ)まで達しました。そして水和をやめたあとは、角層の上の方から徐々に水分が放出されたと報告されています。90分の密着でそこまで動くのですから、角層は水に対しては相当に素直です。

ただし「90分間つけ続ける」は、朝の洗面台で起きていることではありません。実使用に近い条件では、話がかなり違います。田上らがJournal of Investigative Dermatology誌1982年78巻5号425から428頁で報告した角層機能の検査法では、皮膚に水を塗布した直後に電気伝導度が大きく上がり、30秒以内に急激に落ち、その後2分でもとの水準に戻る、という時間経過が正常な皮膚の特徴として記述されています。

水だけを顔にのせた場合、表面で測れる水分の上昇は分単位で消えます。化粧水に保湿成分が入っているのは、この2分を延ばすためです。延ばす仕組みは水を抱えておく成分(保湿剤)か、水を逃がさない膜(油分)のどちらかで、化粧水は前者に寄った設計です。

そして「もっと水をつければもっと良い」という方向には進めません。Warnerらが透過型電子顕微鏡とクライオ走査型電子顕微鏡でヒトの角層を観察した研究(Journal of Investigative Dermatology誌2003年120巻2号275から284頁)では、4時間から24時間の水への曝露によって角層の厚さが3倍から4倍に膨張し、細胞間に水のプールが生じて、細胞間の脂質のラメラ構造が広く乱れることが示されました。著者らはこれを過水和(overhydration)と呼び、細胞間隙の破壊として記述しています。

長時間のシートマスクや、顔を濡らしたまま放置する習慣に、この所見をそのまま当てはめることはできません。4時間から24時間という条件は実使用よりはるかに長いからです。ただし、水分は多ければ多いほど良いという前提が成り立たないことは、はっきり言えます。

角層と水の関係について確認できた測定(条件つき)
報告 条件 測ったもの 結果
Tagami 1982(J Invest Dermatol 78巻5号) ヒト、水を塗布、人数は抄録に未記載 皮膚表面の電気伝導度の時間経過 塗布直後に上昇、30秒以内に急落、2分でもとの水準へ
Egawa 2008(Br J Dermatol 158巻2号) 健康な日本人50名、22から76歳 角層内の水分の深さ分布 最外層で約30パーセント、深い生きた層で約70パーセント
Egawa 2008(同) 前腕に水を90分間密着 同上 角層全体で著増し顆粒層まで到達、中止後は上層から徐々に放出
Warner 2003(J Invest Dermatol 120巻2号) ヒト角層、水に4から24時間曝露、電子顕微鏡観察 角層の厚さと細胞間脂質の構造 厚さが3から4倍に膨張、細胞間に水のプール、脂質ラメラが広く乱れる
Albèr 2014(Int J Cosmet Sci 36巻5号) 二重盲検・無作為化・対照つき、4時間の密閉塗布 経表皮水分蒸散量、角層水分量、透過性 処方の水分活性のわずかな変化で角層水分量と透過性が相当に変わる

化粧水そのものを調べたヒト試験は、どれだけあるのですか

ほとんどありません。これが本記事でもっとも都合の悪い事実です。

2026年10月26日に米国国立医学図書館のPubMedで、表題に toner を含み、かつ skin を含む文献を検索したところ、該当は8件でした。そのうち化粧水の効果をヒトで調べた試験は2件だけです。残りの6件は、液体金属電極のパターニング技術、発酵カボチャ抽出物を使った試作品の報告、アクネ菌に対する抗菌化粧水の報告、グアバとメントールの化粧水による運動後の体温調節、そして複写機のトナー粉じんによる職業性の声帯機能障害でした。最後の1件は、そもそも化粧品ではありません。

見つかった2件を、条件つきで書きます。

1件目は、李らがJournal of Cosmetic Science誌2016年67巻3号175から183頁に報告した比較です。クリーム、化粧水、ミスト水の単独使用と組み合わせ使用の計7通りの使い方について、塗布後2時間、4時間、6時間、8時間の時点で、ベースラインからの皮膚水分量の変化を測りました。結果として、処理したすべての部位が無処理部位より有意に水分量が高く(p値0.05未満)、普通肌ではクリームに2時間ごとの化粧水を重ねる方法が変化率として最大でした。乾燥肌については、クリーム単独が有効だが持続は短いとされ、補助としてはミスト水よりも化粧水の反復塗布が有効と結論されています。

ただし、この論文の抄録には被験者数が書かれていません。何人を何群に分けたのかが分からない試験の結果を、強い根拠として扱うことはできません。本記事ではこの点を伏せずに書きます。

2件目は、PongsakornpaisanらがJournal of Cosmetic Dermatology誌2019年18巻6号1737から1741頁に報告したグアバ化粧水の試験です。こちらは半顔比較、無作為化、単盲検、プラセボ対照という設計で、被験者21名、28日間、Sebutapeによる皮脂量の測定という条件が明記されています。グアバ抽出物6パーセント配合の化粧水は、基剤のみの化粧水に比べて額の皮脂を13.10プラスマイナス3.67パーセント(p値0.05未満)、鼻の皮脂を21.43プラスマイナス3.21パーセント(p値0.001未満)減らしました。鼻については3週目から有意差が出ています。

この試験は設計が明確で、化粧水の試験としては質が高い方です。ただし測っているのは皮脂であって保湿ではありませんし、グアバ抽出物6パーセントという特定の処方の結果です。一般の化粧水に外挿できる結果ではありません。

化粧水そのものをヒトで調べた試験として確認できたもの(PubMed表題検索、2026年10月26日時点)
研究 設計 人数と期間 測ったもの 結果
Li 2016(J Cosmet Sci 67巻3号) 7通りの使い方の比較、無処理対照あり 人数が抄録に未記載、観察は8時間 皮膚水分量の変化率 全処理部位が無処理より有意に高い(p値0.05未満)。普通肌ではクリームに2時間ごとの化粧水が最大
Pongsakornpaisan 2019(J Cosmet Dermatol 18巻6号) 半顔比較、無作為化、単盲検、プラセボ対照 21名、28日間 額と鼻の皮脂量(Sebutape) 額マイナス13.10±3.67パーセント(p値0.05未満)、鼻マイナス21.43±3.21パーセント(p値0.001未満)

この検索には限界があります。表題だけを対象にした検索なので、本文中で化粧水を扱った論文は漏れます。日本香粧品学会誌などの日本語の学術誌はPubMedにほとんど収載されていません。そして各社が自社内で行った評価試験は、公表されないのが普通です。ですから「収載された試験が少ない」ことは「データが存在しない」ことと同じではありません。ただし、公表されていないデータは読者にも検証できないという点は変わりません。

比較のために書くと、保湿剤そのものの効果については、はるかに厚い証拠があります。van Zuurenらのコクラン系統的レビュー(British Journal of Dermatology誌2017年177巻5号、要約版)は、湿疹に対する保湿剤の無作為化比較試験77件、被験者6603名を統合しました。低リスクと判定された試験は7件(9パーセント)、不明が34件(44パーセント)、高リスクが36件(47パーセント)です。もっとも重要な「保湿剤あり対なし」の比較では、重症度スコアSCORADが保湿剤群で改善しましたが、その差は平均差マイナス2.42(95パーセント信頼区間マイナス4.55からマイナス0.28)で、臨床的に意味があるとされる最小差8.7には届きませんでした。再燃は減っており、リスク比0.40(95パーセント信頼区間0.23から0.70)でした。

統計学的には差が出ているのに、臨床的に意味のある大きさには届いていない、という読み方が正しい結果です。保湿という行為自体が、数万人規模の試験で劇的な数字を出す種類の介入ではありません。

「保湿」の効能には、試験が義務づけられているのですか

いいえ。56項目のうち、効果を確認する試験が義務づけられているのは56番目の1項目だけです。

これは推測ではなく、通知に書いてあります。前述の薬食審査発0721第1号・薬食監麻発0721第1号「化粧品の効能の範囲の改正に係る取扱いについて」の記の2(1)は、新たに追加された「乾燥による小ジワを目立たなくする。」の効能を標ぼうするにあたっては、製造販売業者の責任において、日本香粧品学会の「化粧品機能評価法ガイドライン」の「新規効能取得のための抗シワ製品評価ガイドライン」に基づく試験、またはそれと同等以上の適切な試験を行い、効果を確認することと定めています。試験の実施は外部に委託してよいが、資料の保管と判断の責任は製造販売業者にあるとも書かれています。

この義務は、追加された1項目についてのものです。(24)皮膚にうるおいを与える、(25)皮膚の水分、油分を補い保つ、(28)皮膚の乾燥を防ぐ、といった保湿系の項目には、対応する評価試験ガイドラインが存在しません。日本香粧品学会が公開している化粧品機能評価法ガイドラインの一覧には、抗シワ製品評価(学会誌30巻316から332頁)、医薬部外品の美白機能評価(333から337頁)、サンスクリーン製品の新規効能表現(338から344頁)、安全性評価(345から348頁)が並びますが、保湿や角層水分量についてのガイドラインはありません。

つまり、化粧水のパッケージにある「うるおいを与える」は、国が定めた試験に合格した結果ではなく、その効能の範囲内の表現を選んだという意味です。当店が扱う化粧品も同じ枠の中にあります。ここは自社に都合の悪い事実なので、そのまま書きます。

化粧品の効能と、要求される裏づけの有無
効能の例 区分 国が求める試験 根拠
(24)皮膚にうるおいを与える 化粧品 定めなし 薬食発0721第1号 別表第1。対応する学会ガイドラインが存在しない
(25)皮膚の水分、油分を補い保つ 化粧品 定めなし 同上
(28)皮膚の乾燥を防ぐ 化粧品 定めなし 同上
(56)乾燥による小ジワを目立たなくする 化粧品 抗シワ製品評価ガイドラインに基づく試験、または同等以上の試験 薬食審査発0721第1号・薬食監麻発0721第1号 記の2(1)
「浸透」 効能ではない 該当なし 56項目に存在しない。使用感等としてのみ表示可(医薬監麻発第288号)

分子量500ダルトンの壁は、本当に壁なのですか

目安としては有用ですが、壁と呼ぶには例外が多すぎます。

よく引かれる「500ダルトンの法則」は、BosとMeinardiがExperimental Dermatology誌2000年9巻3号165から169頁で提唱したものです。皮膚から吸収されるには分子量が500ダルトン未満である必要があるという主張で、根拠として三つの間接的な事実が挙げられています。一般的な接触アレルゲンはほぼすべて500ダルトン未満であること、外用皮膚科治療でよく使われる薬剤はすべて500ダルトン未満であること、既知の経皮吸収型製剤の薬物はすべて500ダルトン未満であることです。

読み直してほしいのは、これが観察からの推論であって、透過量を分子量ごとに測った実験の結果ではないという点です。原著の論旨は「500ダルトンを超える分子が通った例を我々は知らない」であって、「500ダルトンで止まることを測った」ではありません。

そして例外は報告されています。Billichらは、シクロスポリン誘導体に極性の側鎖を導入することで、分子量1200から1600ダルトンの範囲の化合物でも高い皮膚透過性が得られることを示しました。Bioorganic and Medicinal Chemistry誌2005年13巻9号3157から3167頁です。ヒト皮膚を用いたin vitro試験で、シクロスポリンA自体に比べ透過性は最大16倍、ラット皮膚では最大300倍になりました。著者らは明示的に「500ダルトンの法則に反して」と書いています。

方向の違う例外もあります。Ghadiallyらは、ワセリンが皮膚の表面に不透過の膜を作るのではなく、角層のすべての深さの細胞間隙に入り込んで細胞間の脂質二重層を置き換えていることを、トレーサーと四酸化ルテニウム染色で示しました。Journal of the American Academy of Dermatology誌1992年26巻3号Pt2の387から396頁です。アセトンでバリアを壊したヒト志願者の皮膚で、ワセリンはバリア回復を遅らせるどころか促進しました。油は表面に乗っているだけ、という直感も正確ではありません。

500ダルトンは、どの成分が怪しいかを見分ける最初のふるいとしては今も使えますが、個別の成分について結論を出せる基準ではありません。分子量と経皮吸収の関係については、ビタミンCの経口と外用を比べたビタミンCは飲むと塗ると何が変わるのかでも、同じ論文を別の角度から扱っています。

化粧水を先に塗ると、次の製品が入りやすくなるのですか

角層が水を含むと透過性が変わること自体は測られています。ただし、それが仕上がりの差になるかは測られていません。

Albèrらの二重盲検・無作為化・対照つき試験(International Journal of Cosmetic Science誌2014年36巻5号412から418頁)は、処方を4時間密閉塗布した状態で経表皮水分蒸散量、角層水分量、透過性を測り、処方の水分活性のわずかな変化だけで角層の水分量と透過性が相当に変わると結論しました。水を含んだ角層は、含まない角層とは別の膜として振る舞います。

ここから「化粧水が導入剤になる」という話にどこまで進めるかが問題です。前回のスキンケアの順番の記事で確認したとおり、順番を直接比べた臨床試験はきわめて少なく、見つかった一本は差がないと報告しています。一方で摘出皮膚の実験では、組み合わせと順番で送達量が大きく動きます。

今回の検索でも、化粧水を先に使うことで後続の化粧品の効果が高まったことを、ヒトの見た目や自覚症状で示した比較試験は見つかりませんでした。透過性が変わるという測定と、使った人が良くなるという結果のあいだには、まだ橋が架かっていません。Albèrらの条件が4時間の密閉塗布であることも忘れないでください。朝の洗面台とは違う条件です。

乾燥による小ジワには、どこまで言えるのですか

「目立たなくする」までです。「解消する」「予防する」は言えません。

これは56番目の効能に固有のルールで、前述の連名通知の別添として、日本化粧品工業連合会(現在の日本化粧品工業会)が示した適正広告ガイドラインの改正内容が付いています。表現編E18として追加された内容が、通知の別添という形で読めるので、業界自主基準でありながら所在がはっきりしている珍しい例です。

「乾燥による小ジワを目立たなくする」の表現可否(E18、通知の別添に記載)
区分 具体例
認められる 皮膚の乾燥を防いで小ジワを目立たなくします
認められる うるおい効果が小ジワを目立たなくします
認められる キメを整えて乾燥による小ジワを目立たなくします
認められない ○○○が小ジワの悩みを解消します
認められない 小ジワを防いで美しい素肌を育てます
認められない 乾燥による小ジワを防いで、お肌の老化防止を…
認められない 小ジワを目立たなくします(注釈で「乾燥によるもの」と補う方法)

基本的考え方として、加齢によるシワを含めたすべてのシワに効果があるものと誤認される表現をしてはならないことと、昭和62年11月25日の「しわ取り効果を標榜する化粧品の広告等の注意点」は従前どおり有効でこのガイドラインにより緩和されるものではないことが、明記されています。また業界自主基準として、この効能を表示する場合は印を付けて「※効能評価試験済み」と製品に表記することとされ、その表記を大きな活字や色調の変更で強調してはならないとされています。

裏づけとなる試験の出典は、日本香粧品学会の抗老化機能評価専門委員会による「新規効能取得のための抗シワ製品評価ガイドライン」(日本香粧品学会誌30巻316から332頁、2006年)です。日本産業皮膚衛生協会が公開している受託試験の案内(これは試験機関の営業資料で、一次資料ではありません)によると、測定は20から22度、相対湿度50パーセントの恒温恒湿室で行い、評価項目には角層水分量の測定、レプリカの斜光照明による二次元画像解析、格子パターン投影法による三次元測定、シワグレード標準に基づくスコア化、アンケート調査が含まれます。

なお、同じ営業資料には4週間の使用例としてシワ面積率などの数字が載っていますが、対照群のない単一の例であり、試験機関の販促資料に掲載された数字です。本記事では効果の大きさを示す数値としては採用しません。

広告の現実は、どうなっているのですか

ルールと実態には距離があります。それを測った調査が公開されています。

日本化粧品工業連合会の広告宣伝委員会と公益社団法人日本広告審査機構(JARO)の審査部が2016年に行った実態調査です。これは行政の調査ではなく業界団体とJAROによる抽出調査なので、一次資料ではありませんが、方法が明記されている点で参照に値します。条件は次のとおりです。検索サイトのリスティング広告とそのリンク先の商品説明ページ(第1階層から第3階層まで)を1件の調査単位とし、「化粧水」「美容液」「乳液」「スキンケア 化粧水」など12のキーワードで300件を抽出、調査期間は2016年7月1日から8月19日、抽出作業はイー・ガーディアン株式会社が担当しました。

結果は、300件のうち255件(85パーセント)が「問題表示のおそれ」と判定されました。広告主203社のうち172社(84.7パーセント)に問題のおそれがありました。問題のあった255件に含まれる291商品のうち、化粧水は52商品(17.9パーセント)で美容液とセット商品に次ぐ3位でした。問題表示箇所の総数7262カ所のうち、化粧水は957カ所(13.2パーセント)です。

基準別で最も多かったのは、効能効果等または安全性を保証する表現の禁止に抵触するおそれで2853カ所(39.3パーセント)、次が化粧品の効能効果の範囲の逸脱で1892カ所(26.1パーセント)でした。保証表現2853カ所の内訳は、使用体験談が1629カ所(57.1パーセント)、臨床データが67カ所(2.3パーセント)、使用前後の比較が58カ所(2.0パーセント)です。

条件を二つ付けます。第一に、この調査は2016年に実施されたもので、当時の医薬品等適正広告基準の条番号を使っています。2017年9月の全面改正で番号が変わっているため、現行の条番号とは一致しません。第二に、300件の抽出調査であり、母集団全体の推定値ではありません。報告書自身が「今回サンプル抽出した広告・表示はネット上の広告のほんの一部である」と書いています。

それでも、保証表現の過半数が使用体験談だったという内訳は、化粧水の広告を読むときの実用的な注意点になります。体験談は効能効果を保証する表現として扱われるため、量が多いほど基準からの距離は遠くなります。なお現行の医薬品等適正広告基準の第2は、対象となる広告を「新聞、雑誌、テレビ、ラジオ、ウェブサイト及びソーシャル・ネットワーキング・サービス等のすべての媒体」としており、SNSの投稿も明示的に対象です。

結局、化粧水はどう考えればよいのですか

角層に水と保湿成分を置く道具だと考えるのが、いまの証拠に合っています。

整理すると、確実に言えることはそれほど多くありません。化粧水の水分は角層に入り、角層の水分量は上がります。水だけなら表面の上昇は2分でもとに戻るので、保湿成分や後続の油分が必要になります。保湿という行為自体には77試験6603名ぶんの証拠がありますが、効果の大きさは臨床的に意味があるとされる最小差に届かない水準です。化粧水という製品形態そのものを調べたヒト試験は、PubMedに収載されている範囲ではごく少数です。

そして、角層より深いところで何かが起きるという期待は、化粧品の設計にも制度にも入っていません。広告で「浸透」と読んだときは、角質層までという注釈を探してください。注釈がない「肌へ浸透」は、業界の自主基準では認められない表現です。

肌の話で検証可能な数字が取りやすいのは、むしろ紫外線のような測れる対象です。関心があれば紫外線A波とB波の数字を一次資料で読むや、成分の訴求と試験結果の距離を扱ったアスタキサンチンの抗酸化、肌と髪に関わる栄養素の過不足を整理した亜鉛は髪と肌に効くのかもあわせて読めます。

この記事の主張は、それぞれどれくらい強いのですか

自己採点します。弱いところは弱いと書きます。

本記事の主張ごとの根拠の強さ(自己評価)
主張 根拠の種類 強さ 弱点
皮膚の主たる拡散バリアは生きていない角層である OECD試験ガイドライン428(各国規制当局の共有前提) 強い とくになし
顔の角層の厚さは13から17マイクロメートル程度 独立した2グループの生体内測定、計33名、3つの測定法 強い 人数は多くない。部位差と個人差がある
「浸透」は化粧品の効能56項目に存在しない 厚生労働省通知の本文 強い なし。制度上の事実
広告で「浸透」は角質層と明記する範囲でのみ可 業界自主基準(E3)とその解説資料 強い(制度として) 法令本文ではなく自主基準。違反の法的効果は適正広告基準を介した間接的なもの
保湿系の効能に国が求める試験はない 通知本文と学会ガイドライン一覧の不在 強い 不在の証明なので、非公開の内部基準の存在は否定できない
水だけなら表面の水分上昇は約2分で戻る 1982年の単一報告、ヒト 中 抄録に被験者数が未記載。表面の電気伝導度であり角層全体の水分ではない
角層の水分は外側約30パーセント、深部約70パーセント 日本人50名の生体内ラマン測定 中から強い 単一グループの報告。測定法に依存する絶対値
90分の水の密着で角層全体と顆粒層まで水分が増える 同じ報告の介入部分 中 実使用とかけ離れた条件。部位は前腕で顔ではない
過度に長い水和は角層の脂質構造を乱す 電子顕微鏡による構造観察、4から24時間 中 曝露時間が実使用より長い。構造の乱れと見た目の悪化は別の話
化粧水の反復使用がクリーム単独より水分量を上げる 比較試験1件 弱い 被験者数が抄録に未記載。盲検化も不明
グアバ化粧水が皮脂を減らした 半顔比較、無作為化、単盲検、プラセボ対照、21名、28日 中 測ったのは皮脂で保湿ではない。特定処方の結果で一般化できない
化粧水を直接調べたヒト試験はきわめて少ない PubMed表題検索(2026年10月26日) 中 表題のみの検索。日本語学術誌と企業の非公開データが漏れる
保湿剤の効果は統計的には出るが最小重要差に届かない コクラン系統的レビュー、77試験6603名 強い 対象は湿疹で健常者の美容目的ではない。47パーセントがバイアス高リスク
500ダルトンの法則は目安にすぎない 原著の論証構造と、1200から1600ダルトンの反例 中から強い 反例は医薬品の前駆体設計で化粧品成分ではない。ヒトは摘出皮膚
角層が水を含むと後続成分の透過性が変わる 二重盲検・無作為化・対照つき、4時間密閉 中 密閉4時間という条件。仕上がりや自覚症状の差は未検証
化粧水が後続製品の効果を高めるという臨床証拠はない 今回の検索で該当なし 中 不在の証明であり、将来の報告を否定しない
当店の扱う化粧品の保湿訴求も試験義務の外にある 制度の区分 強い なし。自社に不利な事実としてそのまま記載
ネット上の化粧品広告の85パーセントに問題のおそれ 業界団体とJAROの300件抽出調査、2016年 中 一次資料ではない。2017年改正前の条番号。母集団の推定値ではない

残っている疑問には、どう答えられますか

化粧水をつけたあとに「入った」と感じるのは、気のせいですか

気のせいではありません。角層は水に対して素直で、水分を含むと物理的にやわらかくなります。ただしその変化の場所は角層の中です。角層より深いところに届いた感覚ではありません。日本の通知も、使用感の表示は事実に反しない限り認められるとしており、感覚そのものを否定していません。

何度も重ねづけすると効果は上がりますか

水分量という指標では上がる可能性があります。前述の2016年の比較では、普通肌でクリームに2時間ごとの化粧水を重ねる方法が水分量の変化率として最大でした。ただしこの試験は被験者数が抄録に書かれておらず、強い根拠ではありません。一方で、4時間から24時間という長時間の水和が角層の脂質構造を乱すことは電子顕微鏡で観察されています。重ねづけを無制限に増やす方向には根拠がありません。

「角質層まで浸透」と書いてあれば信用できますか

その表記は、浸透先を正しく限定しているという意味です。効果が確認されたという意味ではありません。「浸透」は化粧品の効能56項目に入っていないので、試験で確認する対象にもなっていません。表記が適正であることと、製品が効くことは、別の軸の話です。

医薬部外品の薬用化粧水なら、角層より深く届くのですか

医薬部外品は承認を受けた効能の範囲で表示できますが、それは有効成分について個別に承認されたものであり、角層という構造上の天井が変わるわけではありません。本記事で扱ったOECDガイドラインの記述も、化粧品か医薬部外品かで変わる話ではありません。個別の承認内容については、製品ごとに確認が必要です。

コットンと手のどちらでつけるのが良いですか

今回の検索では、コットンと手を直接比べた無作為化試験は見つかりませんでした。見つからなかったので、どちらが良いとは書きません。摩擦の有無や使用量が変わるので違いが出ても不思議ではありませんが、それは推測であって確認された結果ではありません。

化粧水の広告を読むとき、どこを見れば判断できますか

三つあります。第一に「浸透」の近くに角質層の明記があるか。第二に、効能として書かれている文が56項目の範囲内の言い回しかどうか。第三に、体験談の量です。2016年の調査では、効能効果を保証する表現にあたると判定された箇所の57.1パーセントが使用体験談でした。体験談の分量は、基準からの距離の目安になります。

この記事は何を根拠にしていますか

本記事は情報提供を目的としたものであり、疾病の診断・治療・予防を目的としたものではありません。

一次資料(法令、行政通知、国際試験ガイドライン、査読論文)

  • 厚生労働省医薬食品局長通知「化粧品の効能の範囲の改正について」平成23年7月21日 薬食発0721第1号(別表第1の56項目と注1から注3を確認) 厚生労働省 法令等データベース
  • 同通知のPDF版 厚生労働省サイト掲載PDF
  • 厚生労働省医薬食品局審査管理課長・監視指導・麻薬対策課長通知「化粧品の効能の範囲の改正に係る取扱いについて」平成23年7月21日 薬食審査発0721第1号・薬食監麻発0721第1号(追加効能の試験要求、使用感等の取扱い、別添のE18を確認) 厚生労働省サイト掲載PDF
  • 厚生労働省医薬・生活衛生局長通知「医薬品等適正広告基準の改正について」平成29年9月29日 薬生発0929第4号(第2の対象媒体、第4の3の(2)(5)(6)(7)を確認) 京都府薬務課サイト掲載の通知本文PDF
  • OECD化学物質試験ガイドライン第428号「Skin Absorption: in vitro Method」2004年4月13日採択(第4項の角層に関する記述を確認) 米国NIEHSのNTPサイト掲載PDF
  • Egawa M, Hirao T, Takahashi M. In vivo estimation of stratum corneum thickness from water concentration profiles obtained with Raman spectroscopy. Acta Dermato-Venereologica. 2007年87巻1号4から8頁. doi:10.2340/00015555-0183 NCBI E-utilitiesの記録(PMID 17225007)
  • Böhling A, Bielfeldt S, Himmelmann A, Keskin M, Wilhelm KP. Comparison of the stratum corneum thickness measured in vivo with confocal Raman spectroscopy and confocal reflectance microscopy. Skin Research and Technology. 2014年20巻1号50から57頁. doi:10.1111/srt.12082 NCBI E-utilitiesの記録(PMID 23909688)
  • Egawa M, Tagami H. Comparison of the depth profiles of water and water-binding substances in the stratum corneum determined in vivo by Raman spectroscopy between the cheek and volar forearm skin. British Journal of Dermatology. 2008年158巻2号251から260頁. doi:10.1111/j.1365-2133.2007.08311.x NCBI E-utilitiesの記録(PMID 18047517)
  • Tagami H, Kanamaru Y, Inoue K, Suehisa S, Inoue F, Iwatsuki K, Yoshikuni K, Yamada M. Water sorption-desorption test of the skin in vivo for functional assessment of the stratum corneum. Journal of Investigative Dermatology. 1982年78巻5号425から428頁 NCBI E-utilitiesの記録(PMID 7069219)
  • Warner RR, Stone KJ, Boissy YL. Hydration disrupts human stratum corneum ultrastructure. Journal of Investigative Dermatology. 2003年120巻2号275から284頁. doi:10.1046/j.1523-1747.2003.12046.x NCBI E-utilitiesの記録(PMID 12542533)
  • Albèr C, Buraczewska-Norin I, Kocherbitov V, Saleem S, Lodén M, Engblom J. Effects of water activity and low molecular weight humectants on skin permeability and hydration dynamics. International Journal of Cosmetic Science. 2014年36巻5号412から418頁. doi:10.1111/ics.12136 NCBI E-utilitiesの記録(PMID 24786192)
  • Li Y, Hua W, Xiong L, Li L. Comparison of skin hydration in combination and single use of common moisturizers (cream, toner, and spray water). Journal of Cosmetic Science. 2016年67巻3号175から183頁(被験者数は抄録に未記載) NCBI E-utilitiesの記録(PMID 29394018)
  • Pongsakornpaisan P, Lourith N, Kanlayavattanakul M. Anti-sebum efficacy of guava toner: A split-face, randomized, single-blind placebo-controlled study. Journal of Cosmetic Dermatology. 2019年18巻6号1737から1741頁. doi:10.1111/jocd.12943 NCBI E-utilitiesの記録(PMID 30964238)
  • van Zuuren EJ, Fedorowicz Z, Arents BWM. Emollients and moisturizers for eczema: abridged Cochrane systematic review including GRADE assessments. British Journal of Dermatology. 2017年177巻5号. doi:10.1111/bjd.15602 NCBI E-utilitiesの記録(PMID 28432721)
  • Bos JD, Meinardi MMHM. The 500 Dalton rule for the skin penetration of chemical compounds and drugs. Experimental Dermatology. 2000年9巻3号165から169頁. doi:10.1034/j.1600-0625.2000.009003165.x NCBI E-utilitiesの記録(PMID 10839713)
  • Billich A, Vyplel H, Grassberger M, Schmook FP, Steck A, Stuetz A. Novel cyclosporin derivatives featuring enhanced skin penetration despite increased molecular weight. Bioorganic and Medicinal Chemistry. 2005年13巻9号3157から3167頁. doi:10.1016/j.bmc.2005.02.049 NCBI E-utilitiesの記録(PMID 15809151)
  • Ghadially R, Halkier-Sørensen L, Elias PM. Effects of petrolatum on stratum corneum structure and function. Journal of the American Academy of Dermatology. 1992年26巻3号Pt2 387から396頁. doi:10.1016/0190-9622(92)70060-s NCBI E-utilitiesの記録(PMID 1564142)

一次資料ではない資料(学会ガイドラインの一覧、業界団体の自主基準と解説、試験機関の案内、業界調査)

  • 日本化粧品工業会 啓発推進委員会 適正広告研究部会「『化粧品等の適正広告ガイドライン』について」(E3の浸透表現、F7の保証表現、E24の特記表示を確認。業界自主基準の解説資料で法令本文ではありません) 京都府薬務課サイト掲載PDF
  • 日本香粧品学会「化粧品機能評価法ガイドライン」一覧(抗シワ、医薬部外品美白、サンスクリーン、安全性の4件を確認。保湿に関するガイドラインが存在しないことの確認に使用しました) 日本香粧品学会サイト
  • 日本産業皮膚衛生協会「抗シワ評価試験」案内(試験室条件と評価項目、および抗シワガイドラインの書誌情報を確認。試験機関の営業資料であり、記載されている4週間の変化の数値は対照群のない例示のため本記事では採用していません) 日本産業皮膚衛生協会サイト掲載PDF
  • 日本化粧品工業連合会 広告宣伝委員会・公益社団法人日本広告審査機構 審査部「インターネット上の化粧品の広告・表示に関する実態調査結果報告」2016年(300件の抽出調査。業界団体による調査で行政調査ではなく、条番号は2017年改正前のものです) 岡山県サイト掲載PDF
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